未来へ行くはラビリンス

日常のことをかきます

「I AM ZLATAN」を読みました

久々にやっと本が読み終わったので本の感想を書きますよ。
最近、旦那さんが読んでて面白そうだったので、読み終わった後に読ませてもらいました。
面白い名前だな~と思っていたサッカー選手さんがものすごいエキサイティングな人だった話。

今回読んだのはこちら

読んだ本:I AM ZLATAN ズラタン・イブラヒモビッチ自伝
ジャンル:スポーツ選手の自伝(翻訳)

I AM ZLATAN ズラタン・イブラヒモビッチ自伝

I AM ZLATAN ズラタン・イブラヒモビッチ自伝

人口1000万人の本国スウェーデンで50万部を超えるベストセラー!あの「ハリー・ポッター」さえをも凌駕する空前の大ヒット自伝、ついに邦訳!
「他の人と違っていいんだ。自分を信じ続けるといい。世の中いろいろあるけれど、俺だって何とかなったぜ。」
貧しかった少年時代から、一躍スター選手の座に登りつめ、現在にいたるまでの半生を綴った初の自伝。グアルディオラ監督との確執、移籍の舞台裏、チーム内の人間関係など、業界人が青ざめるようなエピソードも満載。イブラヒモビッチ自身による赤裸々な言葉が詰まった本書は、ユーモラスなのに毒もあり、深い愛にも満ちた稀有な自伝に仕上がっている。

これ読むと俺様ズラタン萌えになるぞ!

この本の主人公ズラタンさんの奔放なサッカー観をベースに、小さいときからの家族の話・周りの人の策略の話・サッカーにまつわる俺論の話、を内包して、ちょっと口の悪くて語りの面白いサッカー選手のブログを読んでる感じの、ご本人をそんなに存じ上げないのにすごくご本人の文章っぽさのある本でした。
サッカーの背景がよくわからなくても、主人公であるズラタンさんが異様にキャラが立ってるし情景描写が結構しっかりあるので、イメージが描きやすくて、語り口も一貫してるから、なんとなくラノベ感もあり…w

全体の文体が「○○したぜ」「○○かと思ったぜ」「○○かよ!ありえねえだろ!」みたいな男子!って感じのフランクさ全開なので、超高額の難しい交渉の話でもなんだかコメディタッチだしズラタンさんが可愛く見えてきたりして大変読みやすかったです。
基本的にはヤンキー兄ちゃんなんだけど、俺を曲げない人の心の許し方とか信頼の置き方とか、歳を経て丸くなるところ、ここは曲がんないぞ!って想いとか、いいなあーって思うところも結構ありました。

後半になってくると、私でもお名前知ってる選手がでてきたり、タイムリー!って思う監督のお名前を見たり、だんだんわかる話になっていくのにウフフってなりました。

 

gendai.ismedia.jp内容ざっくり書いてある記事。思い出し楽しい。

 

数年前に出た本なので直近の事は載ってないんだけど、読み終わった後、ブログを見に行ったらすぐ続きが読めるんじゃないかしら?もっと読みたい!みたいな親近感のわきかたがなんだか不思議な本でした。
原著の強さがすさまじいし、それをここまで面白く日本語に着地させられる翻訳者さんの手腕もすごく感じた一冊でした。
こないだのパリサンジェルマンの最終試合の奔放さも面白かったので、この人が今後どうなっていくのか超楽しみになりました!